パソコンを遠隔で操作する方法とは?無料ツールもご紹介

パソコンを遠隔で操作する方法とは?無料ツールもご紹介

出張先で大事な資料を忘れてしまった!
自宅のパソコンで作業したいけど、必要なデータがない!

こんな経験はありませんか?
「もし、パソコンを遠隔操作できたら…」
そう思われた方も多いのではないでしょうか?

実は、パソコンを遠隔操作すれば、場所や時間に縛られずに必要な作業をこなすことができるんです!
今回の記事では、パソコンの遠隔操作について詳しく解説します。

パソコンを遠隔操作するメリットとは?

テレワークやリモートワークが普及する現代において、パソコンの遠隔操作はますます重要になっています。
しかし、「遠隔操作って難しそう」「セキュリティ面が不安」といったイメージを持っている方も少なくありません。

そこで今回は、パソコンの遠隔操作のメリットについて詳しく解説します。

外出先からでも業務ができる

遠隔操作を使えば、自宅や出張先など、場所を選ばずにパソコンを操作できます。
営業職であれば、顧客先から資料を作成したり、メールを送信したりすることができます。
また、テレワーク中の社員であれば、自宅から会社のPCにアクセスして、業務を進めることも可能です。

コスト削減

遠隔操作は、出張や移動の必要がないため、交通費や宿泊費などのコストを大幅に削減できます。
特に、遠隔地への出張が多い方にとっては、大きなメリットとなります。

移動の手間が省ける

遠隔操作を使えば、わざわざオフィスに出勤する必要がなくなり、通勤時間や交通費を節約できます。
また、故障したパソコンの修理やデータの移行などを、わざわざ現地に赴かなくても行うことができます。

情報漏洩などのリスクを抑えられる

遠隔操作を使えば、データを社外に持ち出す必要がなくなり、情報漏えいのリスクを抑えることができます。
テレワーク中の社員であれば、会社のPCにアクセスして業務を進めるため、USBメモリなどにデータをコピーして持ち出す必要がありません。

パソコンの遠隔操作をする3つの方法

パソコンを遠隔操作すれば、場所や時間に縛られずに必要な作業をこなすことができます。
今回は、パソコンの遠隔操作について、以下の3つの方法をご紹介します。

方法1:Windowsの標準機能でパソコンを遠隔操作する

Windows10やWindows11には「リモートデスクトップ」という機能が標準で搭載されています。
この機能を使えば、インターネット経由で別のPCを操作することができます。

方法2:Google Chromeの拡張機能でパソコンを遠隔操作する

Google Chromeには、「Chromeリモートデスクトップ」という拡張機能があります。
この拡張機能を使えば、簡単にパソコンを遠隔操作できます。
Google Chromeがインストールされているパソコンなら、OSに関わらず遠隔操作機能を利用できます。

方法3:遠隔操作ツールを使ってパソコンを遠隔操作する

遠隔操作のツールは、「TeamViewer」や「AnyDesk」など、様々な遠隔操作ツールが提供されています。
これらのツールは、多機能でセキュリティも高いため、ビジネス用途におすすめです。

パソコンで遠隔操作するための基本的な設定方法

Windowsの標準機能を使う場合

はじめに、リモート操作を受けるためには、対象となるPCのWindows OSの種類を確認する必要があります。
Windows 10 HomeやWindows 8.1など、リモート操作される側として使用できないOSがあります。
使用できないOSは、Microsoftの公式サイトで確認できます。

OSの種類を確認したらまず、リモート操作をされる側のPCでリモートデスクトップを許可します。

  1. Windowsキー + Rキーを押して、「ファイル名を指定して実行」を開きます。
  2. 入力欄に「sysdm.cpl」と入力し、「OK」をクリックします。
  3. 開いた「システムのプロパティ」ウィンドウで、「リモート」タブを選択します。
  4. 「リモートデスクトップ」の項目で、「このコンピューターへのリモート接続を許可する」を選択します。
  5. 「OK」をクリックして設定を保存します。

    リモート接続するには、以下の情報が必要です。
  • コンピューター名: 上記手順3の画面に表示されています。
  • ユーザー名: Windowsログイン時に使用するユーザー名です。
  • パスワード: Windowsログイン時に使用するパスワードです。

これらの情報は、接続時に必要となるため、事前にメモしておくことをおすすめします。

次に操作する側のPCで、リモートデスクトップ接続を行います。

  1. スタートボタンをクリック
  2. W行のWindowsアクセサリを選択
  3. Windowsアクセサリの中のリモートデスクトップを選択
  4. 画面が開いたら事前に確認していた操作される側のPCのコンピューター名を入力し、「接続」を選択
  5. Windowsセキュリティの画面が開いたら、ユーザー名とパスワードを入力
  6. 初回接続時はセキュリティ証明書が表示されるので、確認して「はい」を選択
  7. 接続が成功すると、操作される側の画面が操作する側の画面に表示されます。

GoogleChromeの拡張機能を使う場合

Chromeリモートデスクトップを利用するには、以下の準備が必要です。

Googleアカウントの準備

  • GmailやGoogleカレンダーなど、Googleのサービスを利用するアカウントです。
  • Googleアカウントを持っていない場合は、Googleの検索ページ右上の「ログイン」ボタンから作成できます。

操作される側のPCの準備

  • Chromeブラウザをインストールする必要があります。
  • ホスト側のPCにGoogleアカウントでログインする必要があります。

操作する側のPCの準備

  • Chromeブラウザをインストールする必要があります。
  • ホスト側と同じGoogleアカウントでログインする必要があります。

操作されるPCでChromeリモートデスクトップを利用するには、以下の2つの準備が必要です。

拡張機能「Chromeリモートデスクトップ」のインストール

  1. Chromeウェブストアを開きます。
  2. 検索窓に「Chromeリモートデスクトップ」と入力して検索します。
  3. 拡張機能一覧から「Chromeリモートデスクトップ」を見つけ、「追加」ボタンをクリックします。
  4. 拡張機能の追加を確認するポップアップが表示されるので、「追加」ボタンをクリックします。

サービスプログラム「Chrome Remote Desktop Host」のインストール

  1. 操作される側のPCのChromeで、以下のURLを開きます。
    https://remotedesktop.google.com/
  2. 画面中央の「使ってみる」タブを選択し、Googleアカウントでログインします。
  3. ログイン後「リモートのデバイス」「このデバイス」という2つの欄が表示されますので、「このデバイス」の「リモートアクセスの設定」のダウンロードボタンをクリックします。
  4. Chromeウェブストアが表示されますので、「Chromeに追加」をクリックします。
  5. 「拡張機能を追加」をクリックします。
  6. 「ChromeRemoteDesktopが追加されました」の表示が出るので、「✕」をクリックして閉じます。
  7. 「インストールの準備完了」の「同意してインストール」をクリックします。
  8. 「ダウンロードしたファイルを開く」の表示が出るので、「はい」をクリックします。
  9. 「名前の選択」の表示が出るので、このPCと分かる名前を入力します。
    「自宅PC」や「会社PC」など
  10. 接続時に必要となるPIN(パスコード)を入力します。
  11. 「起動」をクリックすると、このPCに別のPCから接続できるようになります。
  12. 「このデバイス」の欄で、「オンライン」の表示がされていれば接続可能です。
  13. 同じGoogleアカウントでログインしている操作する側のPCで、「https://remotedesktop.google.com/」に接続すると、「リモートのデバイス」欄に先程決めたPC名が表示され、遠隔操作が可能となります。

遠隔操作ツールを使う場合

遠隔操作ツールにはさまざまな種類があり、無料で使えるものと有料のものがあります。
ここでは無料で使える「TeamViewer」の遠隔操作ツールをご紹介していきます。

「TeamViewer」は、離れた場所から別のパソコンを操作できる便利なソフトです。

「TeamViewer」の設定方法は、以下の通りです。

  1. 接続先のパソコンと接続元のパソコンに以下のURLからTeamViewerアプリをインストールします。
    https://www.teamviewer.com/ja/
  2. URLをクリックし、右上の無料ダウンロードをクリックします。
  3. すると、無料か有料かを選べますので、「無料でダウンロード」をクリックします。
  4. 次に、それぞれのPCのOSを選択し、「サポートを提供する場合」の欄のダウンロードをクリックします。
  5. アプリを起動し、アカウントを作成します。
  6. サインインすると、IDとパスワードが画面上に自動生成されます。
  7. 操作される側のIDとパスワードを操作される側のPCに入力します。
  8. 接続完了

アプリを終了すると、IDとパスワードは自動的にリセットされます。
そのため、毎回新しいIDとパスワードを共有するため、セキュリティ面でも安心です。

まとめ

パソコンの遠隔操作は、場所や時間に縛られずに作業できる便利な方法です。
今回ご紹介した3つの方法を参考に、自分の環境に合った方法を選んでみてください。

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